ぬーちゃんの〈ドぐらマぐら〉第54回
日曜劇場『ごめんね!青春』
TBS 毎週日曜日夜9:00〜 http://www.tbs.co.jp/gomenne_tbs/
なにごとにせよ、うかうかものもいえんよのなかになってしもた。〈ついったー〉たらゆうもんでちょっとつぶやいただけで、みもしらんあかのたにんから「そんなむせきにんないけんはいかがなものか」みたいなもんくいわれたりする。ひとがただ〈つぶやいてる〉だけやのに、わざわざそれにききみみたててもんくゆうやなんて、なんかがこんぽんてきにおかしいんとちゃいますか?
そういうごじせいからしたら、このどらま、まずたいとるがよろしいわね。もんくいわれそうになったら、とりあえず「ごめんね」ゆうて、さきにあやまっとく。ええやんか、それ。なかなか、おとなのしょせいじゅつやね。うちもこれからこのれんさい、「またしょうもないはなしでごめんやで」いいながらかかせてもらおかな。
それでかんじんのないようやけど、つまるところは、〈せいしゅんらぶこめ〉のおうどうにもどれ、ゆうことや。やっぱり、どらまはきほんてきに、〈はってん〉やのうて〈はんぷく〉なんや。そもそもやで、〈らぶ〉がなんで〈ろまんちっく〉になれるかゆうたら、「だんじょななさいにしてせきをおなじうせず」ゆうようなしきたりがあるからでっしゃろ?〈 げんだいしゃかいにおけるれんあいのふかのうせい〉とかゆうてるしゃかいがくしゃもいてはるけど、そんなもんさいしょから、おとことおなごをまぜこぜにしてしもたら〈らぶ〉はふかのうにきまっとる。〈らぶ〉にはきょりがひつようやさかい、はじめはわけとかなあかん。どんなむちゃくちゃなせってえでもええさかい、とにかくわけとくんです。
そういうわけでこのどらま、しずおかけんみしましの、べんきょうでけへんぶっきょうけいのだしんこうと、かとりっくのかしこいじょしこうが、がっこうのつごうでむりやりがっぺいするてゆう、もうなんとでもすきなようにしてえな、ゆうようなあほらしいせっていなんやけど、これでええんです。がっぺいしたさんねんのくらすで、えいごのせんせのはちやりさ(みつしまひかり)が、「うちらはぜんいんしょじょやさかい、めったにてぇだしたらしょうちせえへんで」ゆうてすごまはるのんは、なかなかきもちがよろし。
どらまが〈はってん〉やのうて〈はんぷく〉やといういみは、どらまはよのなかをはんえいせんかてええ、ということや。このおはなしかいたはるくどうかんくろはんは、「いじめ」とか「ふとうこう」は、わしはかかへんで、ゆうたはる。それはただしいことや。どらまがしゃかいもんだいをとりあげるようになったら、たしかにそのときは〈あくちゅありてー〉があるゆうてひょうかされるかもしれんけど、どらまとしては、けっきょく、やせほそっていくばっかりや。どらまちゅうもんはやっぱり、じゅうねんいちじつのごとく〈せいしゅん〉とか〈らぶ〉とかをえがいてたらええんです。
このせちがらいよのなかで、そんなもん〈のすたるじー〉やないか、げんじつとうひやないか、ゆうような、しょうもないもんくつけるおひとがおったら、とりあえず「ごめんね!」ゆうといたらええんです。
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